自然塾主催「燕岳新雪」
記録メニューに戻る
開催日時:2016年11月21日~23日
 
参加者:大谷、奥井、加藤、唐妻、高橋、二宮、町田、山口、渡里、他1名
      岩橋崇至先生、岩橋(宏)
 
行程 :有明荘集合(泊)
      ~中房登山口~合戦尾根~合戦小屋~合戦の頭~燕山荘(泊)
      ~周辺撮影~合戦小屋~中房登山口~有明荘(解散)
 
 恒例の燕岳撮影会。昨年は異常気象でまったく雪がない撮影会だったので今年こそはと期待したが、今年も異常気象でとんだ撮影会になった。
 参加者は生徒10名だったが、今年も6名が先行登山し、スケジュール通りに登るのは4名だけ。21日は有明荘集合。22日に登ったものの、24日から風雪が強くなる予報。加えて東京にも11月としては50数年ぶりの降雪予報が出て帰路が心配になる。結局予定を1日早めて23日に下山したので、冬山撮影はほとんどできなかった。
 
11月21日 月曜日 曇り
  本日有明荘集合組は16時27分穂高着。ホームから駅舎に向かうと宏倫さんが笑顔で迎えてくれる。早速、ゲスト1名を含めて4人乗せてもらい、途中で明日の行動食や昼食を仕入れにコンビニに寄った後有明荘に向かう。
 17時20分に有明荘到着。いつもに比べてやけに暖かい。客は少ないようで数人分の履物しかなかった。今日を含めて2~3日の天気予報が悪かったからだろう。
 18時夕食。案の定我々以外には2組5人しか泊まっていないようだ。豊富な食事をゆっくり19時過ぎまで楽しんだ後、ロビーで懇談。その後入浴などして21時過ぎに部屋へ戻って就寝。
 
 
11月22日 火曜日 曇り
  5時起床。5時半からロビーで朝の弁当を食べる。食べ終わるころ福島で地震があり、津波警報が出た。予想は3mとあったが、NHKは「すぐ逃げて下さい。5年前を思い出して下さい」と連呼している。
 気にはなったが6時半宏倫さんの車で登山口まで乗せてもらう。宏倫さんが駐車場から戻るのを待って7時10分登行開始。途中5回の休憩、7:27~32、第一ベンチ(7:58~8:8)、第二ベンチ(8:43~52)、第三ベンチ(9:32~42)、富士見ベンチ(10:24~36) を取って11時10分に合戦小屋に到着。人数も少なかったし、比較的足も揃っていたので順調だ。
 いつもは大勢の人で溢れている合戦小屋は誰もいない。そう言えば途中我々を追い越していった登山者は10人ほど、下ってくる人もほぼ同数という、いつになく静かな登行だった。ここで行動食など取って30分ほど休憩。空は青空下界は雲海ということもあって爽やかなひと時だ。
 11時48分歩行再開し、12時15分に合戦ノ頭着。10分ほど休憩して最後の登りにかかる。お褒めの松で少し撮影、奥井さんがここまで迎えに降りてきてくれていた。
 13時27分冬路分岐。この分岐に新たにベンチが設置されていた。ここでしばらく撮影を兼ねて休憩。13時40分、小屋の前で誰かが手を振っているのを見ながら最後の登行に掛かる。急登を登り切って14時3分、燕山荘に到着した。
 案の定登山客は極めて少ない。山荘の中は人影もまばらで食堂の一部に炬燵が設えてある。全員が揃ったところで、燕岳が見える部屋でケーキセットのティータイムとなる。疲れた体に甘いケーキは沁みとおるようだ。コーヒーも美味しい。
 外は曇天、燕や槍の頂きは雲の中だ。見えている燕岳の山肌は昨年同様秋の気配のまま。聞くところによると頂上部分に僅かに雪が被っているので昨年よりはまだましだとのこと。撮影意欲は湧かず、そのまま懇談。
 16時前、やや雲が高くなって頂上部分が見えてきたので、ともかく小屋の前で撮影準備。寒さを感じなかった周辺だが、風がやや強くなり気温は段々下がってきているようだ。時折顔を出す槍ヶ岳や燕岳にカメラを向けるが作品にはなりそうもない。
 17時頃まで粘ったが結局状況は変わらなかった。 17時30分夕食。いつも通り豊富で美味しい夕食がありがたい。その後はいつもの懇親会になったが、天気予報によると明日はまだしも、下山日の24日が山は風雪、下界は雪、加えて東京でも積雪があると言っている。
 そうなると、有明線が交通止めになる危険があり、中央線もいつ止まるか分からない不安がよぎる。あれこれ思案したが、ともかく明日の午前中は大きな崩れはないので、朝の状況を見て、場合によっては1日早い下山もあり得るということになった。21時就寝。
 
 
11月23日 水曜日 曇り一時雪
  5時起床。状況はあまり良くない。ガスが舞い、山々も見え隠れする程度だが、昨夜は多少降雪があったようでうっすら白く覆われていた。あまり期待できないものの、ほぼ全員が山荘付近でカメラを構える。
 時折薄くピンクに染まるが、それも一時、槍が岳や燕岳も時折顔を覗かせるだけだ。適当に諦める者、最後まで粘って撮影する者まちまちだ。朝食は7時~7時半にかけてそれぞれバラバラに取ることになった。我々以外に10名ほどしかいないので小屋も適宜対応してくれた。
 さて、予定通り明日まで留まるか、今日下山するか。TVから流れる明日の天気予報では昨日のと同様、安曇野は降雪、山は風雪とあり、関東でも積雪があると報じている。小屋の情報によると有明では雪が降り出したそうだ。
 やはり心配した通り、有明線の交通止めや中央線の運転見合わせの懸念が大きい。朝食後先生と相談の結果下山を決める。長距離運転の唐妻さんは途中を心配して早々に一人下山。他は9時半を目安に準備にかかる。
 9時50分、山荘前で記念撮影の後下山開始。周囲の樹々に霧氷が付き始めて結構綺麗だ。冬路分岐辺りで10時10分からしばらく撮影タイムを取る。合戦小屋には11時20分に到着。ヒュッテ大槍の井村支配人が登ってきていて親しく懇談などしてから11時40分に別れて樹林帯の下りにかかる 12時13分富士見ベンチ着。この辺りから周囲の霧氷が殊更綺麗になってきた。これを撮らない手はないと、一斉にカメラを取り出したので一気にペースが遅くなる。第三ベンチに着くまでに54分もかかって13時13分に到着。
 13時21分に歩行再開したもののその後も撮影しながらで第二ベンチ13時58分~14時8分、第一ベンチ14時40分~48分と登るよりも時間がかかってしまった。第一ベンチから下は霧氷も消えて15時31分に登山口へ降り立った。
 15時45分、有明荘に着いたが、昼食は既に終わっていたので、着替えだけを済ませてここで今回の撮影会を終了。16時15分、3台の車に分乗してそれぞれ穂高駅、松本駅へと帰った。
 
 
記録:山口
写真:岩橋(宏)、高橋、山口